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綾雛山まつり2
 


         
雛山で使う盆栽です。
後ろは、焼酎のコンテナです。
300個あります。
     
ここでは、まだ花はつぼみの状態です。
     
ステージです。長さは9メートルあります。
この上に山を作ります。
この時ばかりは、この木材乾燥倉庫も立派な雛山会場です。
真ん中は、スチロールで作ろうと思っている滝です。
author:kumasugoban, category:-, 15:46
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第十一回綾雛山まつり
 

ようやく、2月26日(土曜)より
綾、雛山まつりが始まりました。

    

町の中心部にこんな看板をたてています。
いままで、材料集めや 倉庫かたずけで、時間をかけていましたが
ようやく、はじまりました。
     
写真は、郵便局の前の雛山です。
日本各地で、雛まつりがおこなわれますが、綾町の物は、
人形の周りにコケや花、木などで、山を作り飾ります。
実物は、もっときれいなのですが、写真が悪く申し訳ないです。
明日は、当店の山についてお話します。

author:kumasugoban, category:-, 14:14
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桐の気持ち



     
ちなみに、この写真は、水につけて、半年後の桐の木を洗い、干しているところです。
冬にこれをやらせるなんて鬼だ(笑)
     
去年の12月にもこの作業をしたのですが見事に風邪をひきました。
あまり大きな声では言えませんが、僕は、この作業が一番嫌いです
     
何故、柔らかい桐の木で高額の商品を包むか皆さんご存知ですか?消しゴムのくずでも傷がつく桐の木
    
桐の木は、自分自身が柔らかく、傷がつきやすいので、決して!
中に眠るものを傷つけないそうです。
自分が傷ついてでも大事なものを守る。
桐のそんな気持ちが、伝わってきます。
人として僕もそうありたいですね。
author:kumasugoban, category:-, 12:45
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木材到着!
 またまた、銘木市場にて競り落とした
木材ちゃん達が到着しました。

銘木市が展示会と重なっていた為、
購入した木を息子達は知らなかった
のですが、到着した瞬間・・・・・・
・・・・・・・・・・でかい!重い!
そして、製材・・・・・・・・・・大変!!!
と心の中で、思ったのは次男の
私だけじゃないだろう。



今回は写真右から桐、桐、榧、銀杏、榧
写真左から榧、桐、榧です。

もちろん一番の楽しみはこれ!
じゃーん
写真中央の盤が取れそうな榧です。
あて(赤身)は少ないおとなしい木
ですが、製材したくてウズウズして
いる父がいます。

しか〜し、現在熊須碁盤店は
・2/26〜3/6綾雛山まつり
・3/17〜3/21陶磁器フェア(福岡)
・他3件、碁盤店の盤制作(たっぷり)
・個人の盤制作依頼
と大忙しです。

ハイ!一言で言います。
父上!製材する暇無いですよ〜!

という理由で製材は、雛山まつりが
終わってからです。
ただし、父のウズウズが霧島山の
ように噴火した場合は間違いなく
製材します。あははっ
以上次男の健司でした。
author:kumasugoban, category:-, 17:20
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桐の木(気)持ち
 


    
皆さんは、桐って呼ばれる木をご存知ですか?
聞いたことや、見たことのある方はたくさんいらっしゃると思います
高いお酒や、高額の工芸品、もちろん碁盤や将棋盤もこの桐の木で作った箱で覆います。
   
とても柔らかく軽い木なので、箱以外にもまな板として売るところもあるみたいですね。

この桐の木ですが、製品にするにあたり、なんと半年ぐらい水につけて灰汁をぬかないといけないんです。
灰汁を抜かずに、加工してしまうと、製品になった後で
黒くなっていくらしいんです。 
 でもきっと何百年にわたりいろんな人がたくさん失敗をしてそういった知識が生まれたのでしょうね。
桐箱も碁盤や将棋盤も作っている父や兄だけの作品じゃなく古くからの盤師の知識や技術そういったすべての人の力で、一つの作品が生まれるんだと思います。

今日は、夜遅いので、つつきは明日にしましょう。
皆さん、また明日おやすみなさい。   直樹より
author:kumasugoban, category:-, 20:15
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見習い工芸家 木の乾燥について
 

    最近の僕は木の乾燥について勉強中です。

   
兄弟子が言うには、1寸につき一年の乾燥が必要と言います。
つまり、碁盤や、将棋盤を作ろうと思ったら、相当時間がかかりますね。基本的にはこの木の乾燥方法にも2種類あります。
自然乾燥と人工乾燥です。

熊須碁盤店では、すべての木材に対して、自然乾燥を行うのですが、この2つの乾燥方法には、それぞれにメリットとデメリットがあります。

まず、自然乾燥ですが、かなりの時間がかかるうえに、木が外側からゆっくり乾いていくために、狂いが生じやすい、そのかわり、なかにある油分が抜けにくく、木目の美しさがそのまま残るそうです。
碁盤と将棋盤に使われる榧は、つまり自然乾燥向きですね。

そして、もうひとつの人工乾燥ですが、じかんはかからないし、木が均一に乾いていくため、狂いが起こりにくいそうです。
ですが、水分と一緒に油分も飛ばしてしまうため、木目が荒くなってしまいがちなのだそうです。

もともと目が荒い木材や、加工の工程で木目を消す工芸品などだったら、人工乾燥の方いいのでしょうね。

    
インターネットで調べながら父に、「木材は、人工乾燥と自然乾燥はどっちがいいんだろうね?」と聞くと

父「何百年と生きてきた木を、人工乾燥は失礼やろ!なんでも自然が一番!自然が。」

と、父らしい一言で、会話が終わりました。
まるで、この人は木と友達だなっと思える発言を、父はよくするのですが、きっとそうなのでしょうね(笑)


僕も工芸家であると同時に、木の友達でありたい!
そう思う、今日この頃でした。
author:kumasugoban, category:-, 17:24
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