- 今日は、3本立て(豊和です)
-
2012.08.30 Thursday
今日は、兄弟揃い踏みの3本立てのブログです。
ぼくが、大体ブログを作るのですが、
今日は、みんな書きたいことがあるらしく僕もついでに書いてしまいます。
色々な方からの、お問い合わせ、ご質問、ありがとうございます。
その都度、僕が、父に聞いたり、自分で考え答えたりするのですが、
最近は、お客様のレベルも上がっていてなかなか難しい質問もあります。(盤の鑑定とか)
何とかこたえようとは思っているのですが、、、
面白い事もありました。
お客様から教えていただいたのですが、将棋世界9月号の付録に
将棋文化検定の問題があって
その中の一問に、大山名人の記念館ですが、倉敷市とどこにあるのでしょうか?という問題でした。
えっ 倉敷以外にもあるの?
正解は、青森県 おいらせ町です。http://www.town.oirase.aomori.jp/sight/item.asp?c=128&g=5&i=10074
ここは、是非いってみないと
こういうこともありました。
8月25日のブログで太鼓をたたいている直樹を紹介したのですが、
お客様の高校が見事太鼓で最優秀賞をとったそうです。
http://fujitaiko.com/dantai/kekka.html#003
何かブログをとおしてですがつながりが凄いですね。
おめでとうございます。
お客様から多かった、榧の木の質問、中国材については、またゆっくりブログにて説明していきたいと思います。
アト1日で碁盤店祭りも終わりますが
なかなか忙しく思ったよりも盤が作れなかったなあー
というのが感想です。卓上盤は、充分作りましたが(笑)
また、デジカメを買ったのでよし、盤の写真をこの際入れ替えようと
ほぼいれかえたのですが、
碁木裏盤 872K10 (宮崎県立博物館)
将棋縄文柾盤J3 (シーガイア)にあるため
こちらは、変えられませんでした。
いろいろやりたいことがあったのですが、なかなかできませんでした。
反省です。
次回は、商品も充実させて、もっとブログも更新し色々やっていきたいと思います。
今回、碁木裏盤6面脚植え待ち中は、間に合いませんでした。
申し訳ないです。
あと、一日ですが、がんばります。
熊須碁盤店 熊須豊和
- まな板とは、、(直樹)
-
2012.08.30 Thursday
まだまだ未熟な僕が、大それたタイトルをつけてしまいましたm(_ _)m
ですが、まな板の使い方、材の不向きなど、色んな人に質問されるうちに、いつかブログ発信で説明しようと、日々力をためていました。
全てが正解の知識ではありませんが、たくさんの主婦の方、そして木材に詳しい方、そして作り手の職人の知識を、僕なりにまとめたので、伝えたいと思います。
もしかしたら、長い文になるかもしれませんので、目が疲れたら、遠慮せずにコーヒータイムをはさんで下さいね(笑)(^-^)v
皆さんは、たくさんある木の中で、何が一番まな板に向いているか分かりますか?
まな板の条件としては、柔らかい木であり、刃物との相性が良い事、水はけが良い事、そして菌に強い事という三大条件があります。
当てはまる木としては、榧を筆頭に、柳、檜、いちょう、ホウ、ヒバなどがあります。
最近では、あまり聞いた事のない外材や、桐、一枚の板ではなく何枚かを接着したまな板などがよく使われている話を聞きますが、これはあまりお勧めできませんね。
時代は進み、接着剤が口に入っても体に害はないとしても、やはり一枚板のまな板がいいんじゃないでしょうか。
よくお客様に質問されるのが、何の木が一番いいの?
って言われます。
そのたびに、榧ですって答えるのですが、正確には、一番大事なのはその木の出身地や木目、使い方です。
年輪の中心が入ってしまうと、タケノコみたいな木目が出るのですが、これを板目といい、どうしても使っていくうちに反ってしまいます。
その点、柾目と言われるまっすぐな木目は、木の半径でしかとれない貴重さがありますが、反りもなく丈夫です。また、木目が細かければ細かいほど、更に丈夫です。
ただ、木目が細かく赤身(あて)が強いほど、重量感が付いてくる難点がありますけど(゜o゜;)
どんな木でも、シラタと言われる白い部分は必ず黒くなりやすいので、多少重くても赤身だけのまな板を薦めます。
また、同じいちょうという木でも、たっぷりの栄養をとってすくすく育ったものと、少ない栄養と光で貧乏に育った木では、まるっきり質が変わってきます。木はなんでも、時間をかけて貧乏に育った木がいいんですよ(^-^)v
同じ檜でも、全国にある檜よりも、木曽の檜が有名なのがいい例ですね。
ヒバなんかは、青森が有名だし、柳は北海道の跋扈柳が有名です。
いちょうだったら、熊本でしょうかね。
だから、何の木が一番いいって言われるとちょいと、困るんだなあ
(T^T)(笑)
でも、削り直しが無料な熊須碁盤店には、色んなまな板が届き、それを削り直す上で、削る量も少なく、一番綺麗なのが榧なので、やはり僕は榧を推します。
榧がいいっていうのは、使い比べた方が一番知ってるんじゃないでしょうか。
僕は、まだ工芸家と言われるにはほど遠い存在ですが、だからこそ、何の木に対しても贔屓目がなく正しい情報を皆さんに伝えられるんじゃないかと思ってます。
もし、まな板の事で質問があったら、是非とも熊須碁盤店の三番目まで(笑)
すぐに答えるんじゃなく、調べに調べて返事します。
最後になりますが、
まな板を使った後は、更に水切りをよくするために、片方にだけまな板立てを使う、水切り一点という昔ながらの保存方法があるので、
それを写真にて伝えます。
また、ここは木口と言って、特に黒くなりやすいので、使い終わったあとは、軽くふいてもらって、なるべく下にしないようにしてくださいね。
売る側と買う側、いろんな知識を共有出来たら、こんな素敵な事はないですねヽ(´ー`)ノ
三男の直樹でした。
- 嬉しい大誤算!!
-
2012.08.30 Thursdayこんにちは!
次男の健司です。皆さんお元気してますか?
東北、宮城県の方から修理依頼を受けています。
内容は
インターネットで中古の銀杏の盤を購入したが、
天面と脚のぐらつきの修理をお願いしたい!
とのことでした。
震災後です。東北の方には良い事あるんですね!
残念ながら……国産の榧です。
木取りは柾目(少し板目)
脚は手彫り脚で大入れが施してあります。
鉋をかけたら柔らかい材質なので打ち味は
非常にいい方でしょう。
これが、天面を削り直した写真です。
画面右上が少し板目になってます。
全面塗料が塗られていたので、おそらく木口に
青シミがあるのでしょう。(これが残念)
作者はおそらく大阪の有名碁盤店だと思います。
何はともあれおめでとうございます!
嬉しい大誤算ですね。
記念にサービスで側面等も綺麗に仕上げときます(笑)
自宅に届くまで楽しみにしていてください。
- 展示会の準備
- 最近の熊須碁盤店では、、、
- 今日、綾町は、まつりです
- 年に一回ブログに掲載する次男 その名は健司
-
2012.08.23 Thursdayお久しぶりです。次男の健司です。
久し振りのブログ掲載ですぞー!(すいません)
今日は展示会等で毎回完売する使いやすい榧の箸の
お話をします。
榧の箸の特徴〜
1、非常に軽い(重さはなんとの8グラム)
2、良い香り (何も塗っていないので国産榧の匂いです)
3、滑らない (何も塗っていないから滑りません)
4、食器洗浄機でも大丈夫(塗り箸は基本駄目ですよ)
5、意外と汚れない(醤油も染みこみませんよ)
6、修理可能です
7、父制作の良い箸と息子制作のまあまあの箸がある(?)
さあ聞こえは大分良いでしょ(笑)
制作写真です。
手鉋で仕上げますので非常に非常に大変です。
指にタコさんですよ(笑)
仕上げ鉋になると、こんなんです。
あっ!……
……写真後ろに次男担当の脚植え待ちの綾町産の
目細の綺麗な使いやすい碁盤が6面ぐらい……
…も少し待ってください(笑)
さあお箸です。
自分とお嫁さんが半年使ってる箸です。
まだ綺麗でしょ?毎日3食使ってるけど大丈夫です。
囲碁、将棋される方!
是非使ってみてください。使いやすいですよ〜
9月5日〜9月10日まで高島屋 大阪 難波店
に次男が行きます。MAN&WOMAN展(若手職人展)
で全国の有名工芸の後継者達が集まりますよ。
ぜひお越しくださいませ。
以上オリンピックイヤーには必ず載せます次男健司でした。
- 展示会の案内 父からです
-
2012.08.23 Thursday
このたび、宮崎県アンテナショップ 新宿コンネにおいて 盤の脚作り、また、榧の箸作りの実演を行います。
榧の碁盤、将棋盤のことなど、お聞きになりたいことがあれば、どうぞお越しください。
私、榧の本場、綾町において2代にわたり榧の原木から製造までを45年間作っております。
期間 9月17日(月曜)〜 9月23日(日曜)まで
営業時間 朝10時から 夜8時まで(最終日は6時まで)
場所 東京新宿宮崎アンテナショップコンネ
http://www.konne.jp/access/
多くのお客様のご来場を心よりお待ちしております。